
13世紀末に誕生したオスマン帝国は、かつてのローマ帝国に匹敵するほどの大帝国へと発展しました。
それもそのはず、なんとこの帝国は1922年まで続いたんです。まだ100年も経っていません。
しかし、19世紀、ヨーロッパ列強から「瀕死の病人」と揶揄されるほどに衰退していました。
19世紀当時、イスラム帝国であったにも関わらず、民族や宗教にかかわりなく、オスマン帝国の市民権を付与するなど、キリスト教をベースとした西洋列強の価値観に触発された政策をも取り入れていきました。
19世紀当時、それほどまでにヨーロッパの繁栄は影響力を及ぼしていたようです。
そして絵画、写真そして陶器などのヨーロッパ芸術がオスマン帝国内でも人々を引きつけていました。
そのヨーロッパの栄華や繁栄の象徴的な存在だったのかもしれません。そして人々を魅了し、帝国内の政治体制の変革に繋がっていきました。
参照:カローステ・グルベンキアン美術館
https://gulbenkian.pt/museu/agenda/o-gosto-pela-arte-islamica/