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アメリカは日本と日米安全保障条約を結んでいます。
そして、中南米諸国とは米州機構という同盟を結んでいます。

この二つはどちらもアメリカ主導でそして軍事同盟的な
色合いが強いと言われています。

よく、日本はアメリカの属国、そして中南米はアメリカの裏庭
と揶揄されてきました。

なので、この二つの地域に対するアメリカの関わり方を比較することは、
日本にとっては、アメリカの出方、戦略の理解の深化につながるのはないか?
中南米へのアメリカの戦略から、日本への対応も推測できるのではないか?


ということで、
日米安全保障条約と米州機構をまずしっかり検証しようではないか
と思います。



まず、いきなりですが、明確な違いがあるこがわかりました。
米州機構憲章(プロトコル)には、互いの内政不干渉、それぞれの
主権、独立をしっかり明文化しています。


が、対する日米安全保障条約全文には、独立や主権の文字は一切出てきません。


そして、結構個人的には驚いたことがあります。

安保条約全文には、
「国際連合憲章に定める個別的又は集団的自衛権の固有の権利を有している・・」
ということがきっちり謳われています。


なんだ、集団的自衛権はもうすでに認められてるやん。
国会であれだけ騒いだのは一体なんだったのだろう!?


あれは単なるパフォーマンスで、出来レースに過ぎなかったのではないか?

そして、日本に本当の民主主義はあるのだろうか?
と考えざるを得ませんでした。



初っ端からカウンターパンチを喰らった気になってますが、
米州機構と安保は違いましたね。。

もちろん米州機構は多国間協定、安保は二国間条約ですから
条件が違います。


でも、アメリカのそれぞれの地域に対する方針は違うのでしょうか?

ある知り合いのブラジル人は、
「ブラジル政府は口だけはアメリカに批判的な
ことを言えるが、行動が伴わない。」

と言ってました。。なんかちょっと日本と似てるなとも思ったんですが、

でも、日本政府は批判すらしないですよね。



なんか、初回からこの取り組みは挫折のような気もしますが、
でも新たな発見もありましたし、、やっぱりアメリカをより理解
できるような気がするので、続けたいと思います。


参照:

外務省ホームページ

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/jyoyaku.html

米州機構ホームページ


http://www.oas.org/dil/port/tratados_A-41_Carta_da_Organização_dos_Estados_Americanos.htm