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時は第二次大戦へと進みます。

カルースト・グルベンキアンは拠点を

パリからポルトガル・リスボンに移しました。。

ポルトガルに移ったのは1942年です。



はっきりとした理由はわかりません。

が、予想される戦禍の拡大からの回避、

そしてアートコレクションの保全であったのでありましょう。

1942年の段階で対応したのはさすが実業家としての

情報力と先見性からなのでしょうか。


カルーストの変化と謀ったかのように、

時代も変わりました。世界的な権力の再分配が

起こりました。


しかし、カルーストのコレクションの価値は

変わりませんでした。後にリスボンに彼の

コレクションを中心にした、その名もカルースト

・グルベンキアン博物館が誕生しました。


アートの価値は変わりません。人の心を変える

芸術はどの時代にも人に影響します。


価値が変わらないのであれば、それは究極の資産です。 

政治家達は、そんな普遍性に惹かれ、自身の権威を

アートによって高めようとしたのでしょうか。