ラテンにこだわっている者として、「テルマエ・ロマエ」の作者ヤマザキマリさんは気になる存在でした。
そして、ここにも書いたんですが、好きなことをやる人生ってどんだけ魅力的か。。

 好きなことを貫く人生には物語が自然と生れて来ます。既にヤマザキさんの著作はざーっと数えたら27もあります。最近日本の大学は理系指向が強まって、文系学部の統廃合なんて話をよく聞きますけど、大反対ですね・・。理系化が進むと益々人間は論理的になるでしょう。。これって別の言葉で言えば、常識的で面白くない人間ばかりになる。。益々バカなことをしなくなります・・。冒険しなくなるんですよ。幕末の功労者の勝海舟は、氷川清話で、学問ばかりやると商売ベタになる。とおっしゃてるんですけど、、、面白かったり、楽しかったりするところに人は集まる。。人が興味を示してくれないとお金は動かないじゃないですか。。理屈じゃないんですよね。感性なんですよ。。

 そしてこれは実に危険なことでもあるんです。明治~昭和にかけて日本は本当につまんない戦争ばかりやる国になりました。。戦争って分かりやすいんですよ。最も効率的な商売です。みんな賢くなって、効率的に物事を考えるようになったから、戦争になってしまったと思いますよ。。

ネット社会とは好きなことをやるための社会
 ネット社会になって、オンリーワンを目指しやすくなったと思いませんか?言うまでもなく、情報発信が誰でも簡単に出来るようになったからです。本当に面白いドラマチックな人生が送り易くなっている、文系的感性の時代なんですよね。。ドラスティックに定職をかなぐり捨て、好きなことに没頭しなくても、まずは少しづつほんの少し、やれるところからやればいいと思うんです。そのほんの少しのきっかけとして、ヤマザキさんの本を読むのをお勧めします。。

 そして、ヘタなハウツー本を読む暇があったら、氷川清話を是非。