EUの盟主と言われるドイツ・メルケル首相は牧師の娘として育ちました。





メルケル首相の父、ホルストはベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会に所属する牧師でした。


福音主義とありますが、聖書を人間の知性に照らし合わせて解釈するいわゆる主流派(リベラル派)も自身を福音主義としていますから、聖書をすべて神のことばと受け入れる「福音派」なのかどうかは定かではありません。



それはそうとして、、


メルケル首相はここ数年、クリスチャンとしての発言を強めてきました。




今回の英国民投票による離脱という結果から、



メルケル首相のクリスチャンとしての発言について改めて考えさせれました。





EUは1952年に、度重なる戦争によって荒廃してしまった反省を下に、争いの火種を除去するためにフランスとドイツの石炭鉄鋼産業の共同管理を目的として設立されました。


駐日欧州連合代表部のサイトによると、


欧州連合(EU)は、かつて戦い合っていた国々をまとめることにより、持続的な平和を築いてきました。世界の舞台においても平和構築と繁栄、そして紛争解決に尽力しています。


とあるように、二度とヨーロッパで戦争を起こさないことが、設立目的なのです。


かつてロシアを席巻した共産主義。


財産を共有して経済的な平等を作り出すことによって、理想的な社会が実現できるとしました。




EUも共産主義の理念について、まことしやかに反論する人はあまりいないのではと思います。



その目指すものは、決して人間にとって悪いものではないように思えます。




しかし、共産主義を標榜したかつてのソビエト連邦は既に崩壊しました。



原因については、わたしに簡単に説明することは出来ませんので、

上島武氏のサイトを参照ください。


共産主義は、その崇高な理念のために人々に強制を強いた。


経済活動に欠かすことの出来ない自発性をないがしろにした。


そこに大きな問題があったことは既に誰しもが認めているところでしょう。



EUにも同じく争いをなくすという崇高な理念があります。



これを実現するためには、欲望に満ちた不完全な人間に対して様々な規制をかけなければならなくなります。




今回のイギリス国民離脱派の主張のひとつに、厳しすぎるEUのルールからの解放がありました。



自由、平等、平和




これらは、人類の普遍的な価値観です。



しかし、



残念ながら、平等や平和を目指すと、自由が損なわれるんです。。



これが人間の現実です。人間の限界です。





メルケル首相のクリスチャンとしての発言に、理想と現実のあまりにもかけ離れた現実の姿への焦燥感を感じざる負えません。