南半球の特徴は、福音派の割合が高いことでしょう。高いですがメジャーとまではいえません。リベラル派などのクリスチャンも含めばキリスト教がメジャーです。さて世界各地の宗教人口割合を調べて来ましたが、いわゆる新興国と言われている国々では、キリスト教福音派の割合が高い。すなわち人間の理性よりも聖書の権威が重んじられている傾向が強いとう傾向です。これをどうみるかは人によって違うでしょう。社会が後れていると捉える方もいらっしゃると思います。
 アフリカのアンゴラは2002年まで20年以上内戦が続きましたが、今は平和になり20を超える大学が出来、インフラ整備が進んできています。福音派も年4%程の割合で増えています。トンガは人口10万人強の国ですが、多くの経営者がモルモン教徒と言われています。モルモン教はキリスト教の新興グループで異端として扱われる場合もあります。オーストラリアやニュージランドも福音派は顕著に増えてきていますが、それと合わせて、いやそれ以上の割合で無宗教の人々が増えています。