
経済とクリスチャンは密接にリンクしていると思っています。経済活動に重要なのは、まずは「信頼」でしょう。私たちも怪しい商品は買いません。信頼関係がないとお金は動きません。そして、「面白さ」や「楽しさ」も大事です。面白さや楽しさは自由や自発性が不可欠です。強制や義務による行動には面白さはありません。お金のためにいやな仕事をしても、どうでしょうか?楽しくないばかりか、ミスが目立ち回りに迷惑をかけ、そして結果も悪い。なんてことはよく聞く話です。
そして自由には信頼が必要不可欠です。信頼がないから、規制ができたり、いろんな法律出来てくることになります。キリスト教は宗教です。英語ではRELIGION。本来ReligionはRelationと同義で関係や絆を表わす言葉です。勿論これは神との絆を表わす言葉ですが、人間は神との絆が生まれると、他人との間の関係にも絆をもたらし、社会に落ち着きをもたらす傾向があります。昨日の記事もその例の一つです。
そして、
日本でも有名ですが、このような本が世界的に読まれている訳ですからReligionと経済には深い関係があることは常識と考えていいでしょう。因みにこの本の著者マックス・ウェーバーはクリスチャンではありません。クリスチャンでない人が指摘している訳ですから、客観的にもこのReligionと経済の相関関係は認められていると言えるのではないでしょうか。
BBCやCNNで、それぞれ宗教欄や宗教専門エディターを抱えているのも、このあたりに理由があります。そして、イギリス経済専門誌「エコノミスト」では、世界的に成長を続けているキリスト教プロテスタントのペンテコステ派の傾向ついて記事を掲載しています。
記事によると、ペンテコステ派の特徴として
★日常生活を忘れさせてくれるような恍惚状態に導く礼拝をする。
★牧師がフレンドリーで形式的ではない。そして人数も多いためきめ細かな対応が出来る。
★多くの献金が献げられたり、ビジネスも行っているケースもあり、経済的には恵まれているが、しばしば汚職に繋がる場合もある。
★政治的発言もしばしばみられるが、あまり一貫性はない。ブラジルの一部のグループでは、当初中道左派政党へ批判的だったが、大統領選では中道左派のルセフ大統領を支持している。また一般的には中絶や同性愛に否定的な考えを持つが、ブラジルの一部グループでは中絶や同性愛を受入れる姿勢を示している。
などが、挙げられています。
私の結論:韓国ではペンテコステ派が大きく成長し、韓国クリスチャンは全人口の30%近くにまで到達しましたが、度重なる汚職事件が主な原因で、今は衰退傾向にあり、変わってカトリックが成長しています。ペンテコステ派は、すぐに結果を求め、経済的繁栄を重視する場合もあり、それが汚職に繋がり退潮を招き、社会に根付かない傾向があります。現在、中南米、アフリカ、アジアなどで急成長していますが、韓国と同じような道をたどる可能性を感じます。マックス・ウェーバーが描いた産業革命当時のプロテスタント・カルバン派が経済に与えた影響と同じとは考えにくいと言えます。
引用:The Economist
http://www.economist.com/news/international/21688880-charismatic-christianity-thrives-among-people-move-ecstasy-and-exodus
