金正恩委員長が再登場して1週間余り。。
お隣中国国内メディアの金正恩委員長の肥料工場視察
についての報道にも違いがあって面白いですね〜。


新華社通信ポルトガル語版とマカオのhojemacauという
ポルトガル語メディアを見ていきます。因みにマカオは、
旧ポルトガル植民地でしたので、 ポルトガル語メディア
があるんですね。因みに因みに話す人はほとんどいない
らしいですけど。だから読者としてはポルトガル人を
想定してます。。

ここが面白いところです。。 ポルトガル人に対して
昔懐かしいマカオの様子を伝える役割がありますよね。
中国としては親しみやすいマカオを通して、中国を
上手に紹介できる大事なステージに出来ます。

マカオを香港と同じ一国二制度状態だから、報道の自由
も認められています。でも中国は中国です。このあたり
が面白い。。


さて、マカオのhojemacau(オージ・マカウ・・今日の
マカオの意味)は、日本のメディアと変わらないテイスト
で、「世界で重病説が飛び交っていたが、それを打ち消す形
となった・・・。」と伝えてますが、文字数にしてわずか
600字程度であっさりと伝えていました。日本で報道されて
いる以上の新しい情報はありませんでした。


一方、新華社ですが、文字数では1440文字程度で、かなり
詳細に伝えていました。

「金正恩氏は式典中、原料からリン酸アンモニウム肥料の
生産工程をつぶさに見ていた・・」しっかり北朝鮮国民の
ことを考えている雰囲気が伝わってきます。因みにリン酸
アンモニウム肥料は、化学肥料ですね。有機肥料
ではない。。です。



そして、

「式典には金与正氏、そして朴奉珠(パク・ポンジュ)政治局
常務委員が出席していた・・・」とも。



北京のメディアは北朝鮮メディアとスタンスはほぼ同じです。
重病説は一切報じていません。北朝鮮とは一体なんだという
雰囲気ですよね。


キリスト教迫害監視団体オープン・ドアーズや、北朝鮮
ウオッチャーの李相哲龍谷大教授は中朝国境に20〜30万人
近くの中国軍が集結していると伝えています。。


平静を装っているのか、ほんとうに平静なのか。。