
20リットルのガソリンを入れるのに30時間並ぶ。
これが石油大国ベネズエラの現状です。
運転資金が無く、石油採掘ができない。
ベネズエラ国営企業 PDVSAは1日に
130万バレルの精製能力がありますが、
現在は1日に10万1千バレルの精製しか
できません。
現地時間今月22日、イランの5隻のタンカーが
アメリカの包囲網をかい潜って、カラカス
に入港する予定です。
ベネズエラ、イラン両国は厳しい経済制裁の中に
あって、ベネズエラはイランに対して国内で不法
に採掘された金で支払うと、反体制派は発表して
います。
米中新冷戦にも、この両国の動静も少なからず
影響を与えるのでしょうか?アメリカ南方軍
コーディネーターのクレッグ・フェイラーは
今のところ静観しています。
中南米には資源大国が多く、米中新冷戦を分析
する上でも中南米諸国の動きから目が離せない
と思います。
日本では中南米からの視点からの情報が少ないので
今後もウォッチしていきます。
参考:RFI BRASIL
www.rfi.fr/br/américas/20200522-falta-de-combustível-na-venezuela-acirra-tensão-entre-eua-e-irã