
1月22日(日)にクリスチャンジャーナリストで、日本のキリスト教史に関する著作も多い守部喜雅さんによって、公開されたばかりの映画「沈黙」の歴史的背景などに関する講演会がチャペルこひつじで行われました。
沈黙はご存知の通り、作家遠藤周作の代表作とも言えるキリシタンを題材にした小説です。
因みに知り合いのクリスチャンに、この作品を読んだか聞くと、殆どが読んだと答えますね。
ですが、わたしは読んだことがありません。www
そして今年、
アカデミー賞にも輝くマーティン・スコセッシ監督によって映画化され「沈黙―サイレンス―」として、21日より公開開始されました。
ところで、
2012年に公開された長崎を舞台にした「あなたへ」に出演した高倉健さんが、現地で触れたキリシタンの殉教の歴史に感銘を受けたそうです。
そして、知り合いであるスコセッシ監督によって映画化されようとしていた「沈黙」に自らも出演したいという打診をしていたとの裏話も聞くことができました。
高倉健さんは、日本にも殉教をした人がいたという事実を決して歴史に埋もれさせてはいけないという強い思いを抱いたといいます。
洋の東西を問わず、そして時代を問わず、殉教は存在します。ISによるキリスト教迫害は現在進行形です。
しかし、当時の日本のキリシタン迫害では、踏み絵を踏めば、つまり、棄教をすれば間違いなく赦されました。
にもかかわらず、
多くの人々は殉教の道を選びました。
容易に赦免される環境であったにもかかわらず、それでも敢えて死を選択した人たちがいる国は
日本だけだそうですよ!。
このような状況下での殉教は世界でも例がないと言われているそうです。
そこまで純粋に信仰に徹した人々が大勢いた国は日本だけなんです。
守部さんによると日本人キリシタン迫害は世界的注目を集めていると話されていました。
これは日本人自身にはなかなか評価を得難いことかも知れませんが、
世界的には日本の大きなアドバンテージであることは認めなければなりません。
日本の誇りとは何でしょうか?
高度な科学技術
美しい京都や奈良
茶道
アニメなどなど
ここに是非キリシタンの歴史を加えたいものです。
これは世界史的に見て誇り高い出来事なんです。
世界のメジャー宗教であるキリスト教世界には間違いなくインパクトを持ち得るわけですから。
日本人としてこの事実を大切に受け止めたいものです。
今後の国際交流、ビジネスにもつなげていけるはずです。
海外からの観光客への提案としても実に興味深いです。
このネタはバチカンは放っておかないでしょうね。外交にも使えそうです。
なお、添付画像は大阪府堺市にあるチャペルこひつじに保管されている踏み絵です。南山大学のキリシタン研究の第一人者であられる青山玄名誉教授に鑑定を頂き、本物であることが確認されたものです。