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日本にとって現在にも影響を与えているような歴史的トピックってなんでしょうかねえ。




私は、明治維新と終戦だと思うんですね。



いかがですか?



そして、ドイツにとっての歴史的トピックはといえば、




ヒトラーによるナチズム、そして宗教改革だと思います。



比較するのは野暮なんですが、野暮なやつなんで赦してください。



世界的に見れば、圧倒的にヒトラーや宗教改革のほうが明治維新や終戦よりもインパクトがありますね。




日本人としては甚だ残念なんですが。



そして、ここに挙げた4つのトピックは全てキリスト教と密接な関係があります。。



まっ、私自身クリスチャンなんで、贔屓目なところはありますから話半分で読んでいただいて構いません。


明治維新は外圧によって実現しました。それはアメリカやフランスそしてイギリスなどの欧米列強による外圧です。



ご存知の通り、これらの国はすべてキリスト教が盛んであったり、強い影響を受けている国です。




太平洋戦争終戦



これも事実上世界最大のプロテスタント国家アメリカとの戦争終結です。



お次は、ヒトラーにいきましょう。




ヒトラーもキリスト教と関係あるんですか??という方もおられるかもしれません。



大いに関係有りです。


ヒトラー自身も自分はクリスチャンであると言っていました。



当時のドイツはいわゆる自由主義神学が席巻していました。



自由主義神学とは、ざっくり言うと人間の理性や知性によって聖書を理解しようという考え方です。



ですから、聖書に出てくる訳の分からないこと。様々な奇跡、キリストの処女降誕、復活などを認めません。



つまり、聖書を常識的に判断していくというもの。




とにかく、論理性や合理性、科学的事実が絶対的であった時代です。今でもこの考え方は、地域での差はあれど、根強く影響を及ぼしていますね。


当時絶対的であった、この論理性や科学的事実、っていうのはちょっと考えてみると絶対的なものではないですよね。



論理性、、ってどうでしょうか?論理なんていい加減なもんですよ。都合によっていくらでもいいように出来ます。


論理性については、

聖書が少しわかれば理解出来る原発賛成派と反対派がいつまでたっても平行線な理由


で書かせて頂きましたが、詳しくはこの投稿をお読みください。

要は、原発賛成も反対もそれぞれ、論理的に説明可能なんですね。


そして、科学的事実はどうでしょうか?



これも絶対的でないことは歴史が証明しています。



アイシュタインの相対性理論は今となっては現代社会を支えていますが、特殊相対性理論が発表された1905年当時はなかなか認められなかったようです。




科学的事実も絶対ではなく、変わるものです。明日もしかしたらまったく新しい理論が登場するかもしれません。




そして「合理的」とはどういうことでしょうか?


これは利便性という言葉に置き換えられると思います。



無駄な(と思える)ものは排除する。ということです。



「無駄なもの」・・・・・これって人によって変わるわけです。



結局、力のある人、時の権力者にとって無駄なものが排除されることになっていきます。




これこそ、ヒトラーによるユダヤ人大量虐殺です。



いかがでしょうか?当時のドイツで人々に受け入れられていた「常識的」なキリスト教である自由主義神学の影響なのではないでしょうか?


第一次世界大戦が始まった数日後、


当時のインテリ達は「知識人宣言」というものを発表しました。



この戦争は聖戦である。われわれは文明を守るために立ち上がらなければならない。


といった趣旨になっていますが、

じつは、自由主義神学の父と呼ばれたアドルフ・フォン・ハルナックによって起草されたものです。(1)


合理性や科学技術によってもたらされた文明が強調されていることからも、当時の思想が神よりも、人間の知性を重視していたことがわかります。



自由主義神学を代表するドイツの神学者にシュラエルマッハーという人もいます。



彼は「宗教の本質は直観と感情である」と考えていました。(2)



おかしいと感じた方もいると思います。



理性や知性、合理性を重んじる自由主義神学者の言葉とは思えないからです。



彼が言う宗教とは当然キリスト教です。



つまり、



キリスト教、そしてその経典である聖書を理性で考えていっても、訳がわからないんですね。



そして、彼が導き出した結論が、


宗教の本質は直観と感情である

でした。知性で極めようと思った結果、思いもよらず感情という180度真逆の結論になってしまったみたいな。



笑い話みたいになっちゃった。



もう当時の思想界はなんでもありになってしまったんですね。




こんな世相にヒトラーのようなカリスマ性がピッタリはまったのだと思います。



そして、ドイツは彼のカリスマ性に引っ張られ第二次世界大戦に向けて暴走を始めました。






そして、宗教改革。


もうこれはキリスト教そのものですからいう必要はありません。




これを語るにはとても時間もゆとりもありません。プロテスタントとよばれるキリスト教の宗派の誕生ですが、



キリスト教のみならず、広く社会に影響を及ぼしているのは万人が認めるところです。民主主義にとってもなくてはならなかった出来事です。



今年、ドイツをはじめとしてヨーロッパでは宗教改革がキーワードになるでしょう。



いま、ヨーロッパではキリストを純粋に信じる人々が少しづつ増えています。



いま、いろんな意味で危機的状況にあるヨーロッパですが、ピンチはチャンスとも言います。



これからの近い将来、ひそかに注目してます。


注(1)(2)国家論 佐藤優著 NHK出版より引用