昨日、思い付きに毛が生えた程度の文章を投稿しましたが、
もう少し、掘り下げてみたいと思います。。よろしければおつきあいくださ~い。
まず、「アメリカファースト」という単語がマスコミで取り沙汰されていますが、、、
なぜこんなに騒ぐのか、、不思議なんですよね。
これは今に始まったことではありません。
歴代の大統領が、その時代、状況に応じてアメリカファーストを目指して来ていました。
ちょっと、こちらのサイトをご覧ください。
全世界のGDPの推移を表したグラフがページを少しスクロールしてもらうと出てきます。
アメリカが1強であった時代は既に終わっていることがわかります。
トランプ大統領が保護貿易的な政策を志向しているのは、まさにここに理由があります。
自由貿易体制。。。
聞こえはいいですが、これは焼肉定食体制、、もとい、、、弱肉定食、、もとい、弱肉強食体制です。
すいません。
強いものが勝つ世界です。これはスポーツのトーナメントと同じ。
優勝できるのは一つだけです。
今までは、アメリカは圧倒的ぶっちぎりの経済力でしたので、自由貿易体制のほうが都合がよかったのです。
でも、いまは、中国の台頭で様相は「2強」になってしまいました。
勝てる可能性が半分になってしまった。
そしてこれから、インドなどものし上がってきますから、益々アメリカの優位は後退していきます。
いままでは、圧倒的に優位だったから、自由貿易体制こそアメリカファーストでした。
今は保護貿易がアメリカファーストに変わっただけです。至極全うな政策です。
アメリカはもはや力で勝負出来なくなってきている。。今に始まったわけではありませんが、
ますますその傾向は強まっているんですね。
そこでトランプ大統領は「DEAL」をしていこうというわけです。取引です。
力では勝負出来なくなっているから、言葉巧みな交渉戦略に舵を切ろうというわけです。。
その取引外交の一端を昨日のブログでも書きました。
硬軟織り交ぜた交渉を進めていくでしょうね。
イスラエルに対しても、決していい顔だけしてるとは思えません。
イスラエルがかねてから首都と主張するエルサレムに大使館を移すとしているものの、
政権上級顧問・首席戦略官は反ユダヤ主義者のステファン・K・バノン氏が務めます。
とにかく、今後も益々注目を集め、奇策を繰り広げていくでしょう。面白くなりそうです。
そして、
経済力の衰退は軍事力の衰退にも当然、、繋がります。
だから、軍事力を背景にした力任せの外交から、変化球を織り交ぜた交渉外交に舵を切っていくと思うんです。
超有名ブロガーちきりんさんもそのあたりのところトランプ氏はノーベル平和賞を目指せ!という投稿でわかりやすく、説明されてらっしゃいます。。
感度のいいちきりんさんも同じ意見で自信がつきましたね。。
というわけで、日本もトランプさんと交渉をしていくことになりますよ。
だから、あなたも交渉力を磨きましょう。。。ってちょっと無理があるけど、
ちきりんさんも指摘してる通り、こういう変化の時代にはマーケット感覚がほんとに重要ですね。
交渉力にもつながります。もちろん。
それでは、ちゃお!