2011年にカダフィ大佐が失脚し体制が崩壊したあと、混沌とした情勢が続き、首都トリポリの国家統合政府(西側勢力)と、トブルクに拠点を置く代表議会(東側勢力)との間で激しい権力闘争が繰り広げられています。


AFPによると、この度、国内闘争の平和的な解決に向けてリビアフォーラムを創設することが明らかになりました。



年内中に大統領選挙を実施し、立法府を設置することを目指すということです。


この融和の動きの背後にいるのは、フランスです。


なんか、アフリカと言えば中国が影響力を強めている印象が強いですが、、


やっぱりフランスもしたたかですね。。


フランスは元々、北アフリカ諸国(マグレブ諸国とも言います)に強い影響力を及ぼしていました。


リビアとフランスの歴史的関係については、こちらのブログに詳しく掲載されております。

フランスの北アフリカ植民地支配と経済依存構造の成立について



最近、安倍総理はアメリカとイランの仲介が目的でイランを訪問しました。

仲介とは一体なんなのでしょうか。


フランスはリビア国内の互いに闘争している2つの勢力の仲介を行っています。

当事者はフランス、そしてリビアの国家統合政府、代表議会の3者です。


この中でもちろんフランスが圧倒的に格が上です。列記とした国家であり、経済力も、他2者を圧倒しています。


このフランスのポジショニングがあってこそ、今リビアフォーラムが創設出来、互いに歩み寄りを始めようというところに漕ぎつけたのだと思います。


1978年のイスラエルとエジプトのキャンプデービッド合意も超大国アメリカが主導しました。



しかし、日米安保条約によって軍事的にも政治的にも大きくアメリカに依存する日本が、アメリカとイランの仲介は難しいと感じざるを得ないですね。


安倍総理の仲介外交は今のところ殆ど空振りに終わった感が強い。


もちろん、安倍総理は2国間仲介を行っており、フランスは1つの国の中の異なる勢力の仲介なので、単純に比較は出来ません。



そしてまあ、まだまだリビアでもどう転ぶかわかりませんが。


参照:Jornal de Angola

http://jornaldeangola.sapo.ao/mundo/governo-libio-quer-eleicoes-ate-ao-fim-deste-ano

  :外務省基礎データ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/libya/data.html#01