20世紀最大の悪人とも言われるヒトラー






ヒトラーについては絶対悪とする見方もある
これについては私がとやかく言うべきものではない。


ひとつ言えることは、ヒトラーによるユダヤ人大虐殺によって、
ユダヤ人は世界から同情を買い、悲願であったイスラエル建国が実現した。



イスラエル建国には様々な要因があり、これがすべてではない。
しかし、ひとつの要因足りえたはずだ。



私の母はクリスチャンであった。
小学生当時の私は、キリスト教には無関心であった。
無関心だけではなく嫌悪感すらあった。


学校では、キリスト教会に通っていると言えば、
「アーメン、そうめん、ひやそうめん」とひやかされる始末。
日曜日午前中には好きだったアニメ番組もあったが、
教会学校によって見ることも出来なかった。
私が小学生だった1980年前後はまだまだビデオは普及
していなかったと思う。ましてや経済的余裕のなかった
家庭だったため、ビデオなんて発想は微塵もなかった。






そんなある日、教会を訝る私にふと母は言った。




「聖書ではいろいろな預言がされていて、それが実現してきたんだよ。
例えば、イスラエルという国は消滅していたんだけど、
再び建国されるとも預言されていた。そして確かに
建国されたよ。」



この一言によって私は生まれて初めてキリスト教に興味を持った。。


しかし、キリストを信じるということが良くわからないまま、
月日は過ぎ去り、その後、様々な挫折などを通して、キリストを受け入れるに至った。




利息や高利によって財産を増やす者は、貧しい者たちに恵む者のためにそれを蓄える(箴言28章8節)


私は、この御言葉をこう理解している。


欲望に満ちた利己的な人間の活動すら、回りまわってクリスチャンのために備えられている。


「クリスチャンのため」とは、なんと失礼なとお考えの方もおられると思う。
貧しい者たちに恵む者=クリスチャンなのだろうか??


旧約聖書箴言の文脈から見れば、こう言えると思う。




世の中、とても理解できないことだらけ。でも有名な
ローマ人への手紙8章28節には、


神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって
召された人たちのためには、すべてのことが働いて益と
なることを、私たちは知っています。


毎日毎日、決して思う通りには行かない。
しかし、例外なくすべてを益としてくださるなら、神に感謝せずにはおれない。






ヒトラーの行為でさえ私にとって益となった。


世の中のありとあらゆる出来事の善悪をむやみに判断してはいけないと思う。


善悪の判断こそ罪なのだから。