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イギリス大手サプライチェーンが、ブラジルで審議されている
土地使用についての法案が可決された場合には、ブラジルからの
輸入品のボイコットを示唆する書簡をブラジル政府に
送ったことがわかりました。


この法案では、公有地を不法に占拠した場合にも、所有権を
認めることや、土地の非公式な占有を認める内容となっており、
アマゾンの森林破壊を助長するのではないかと懸念されています。


さらに、ブラジルでは今年4月のアマゾンの森林伐採が前年同月比
で171%増加しています。


この度の英大手サプライチェーン41社の中には、
日本でもお馴染みのバーガーキング、小売大手マークス・アンド・スペンサー
やテスコなどが含まれています。


ブラジルの中国を始めとするアジア圏への輸出額は
全輸出額の47.2%を占めており、ボルソナロ大統領も
強靭で多角的多様性のある経済関係を重視しています。
欧州とは、今回の英国だけではなく、フランスマクロン
大統領からも、ボルソナロ大統領のアマゾン政策に対して
の懸念が表明されるなど、欧州との軋轢が強まるにつれ、
よりアジア圏へシフトしていく事も予想され、
米中関係へも影響を及ぼしそうです。


参考:Notícias ao minuto (ポルトガル)

www.rfi.fr/br/mundo/20200514-brasil-registra-alta-de-exportações-para-a-china-em-meio-à-crise-da-covid-19